舞台用語

○今回説明した用語説明をまとめました。
○他に加えるべき用語についてご意見いただければ幸いです。
○音響系と照明系では英語が微妙に違います。ここでは一応厳密に書きましたが、要するにカットとフェードです。本番での細かい間違いはいいっこなしです。

板付け、板付き:舞台に張り付いていること。演者やMTが演技の最初に舞台にいる(ある)こと。でも連盟では普通演者にしか使わない語句です。cf:登場
受付:発表会の顔です。ここからすでにショーは始まっている、くらいの心意気でいた方がよいでしょう。
大黒:ホリゾントの前にある黒い幕。
大黒ホリ:大黒幕にホリゾントを当てて色を出す演出技法。雰囲気がでます。
音響:BGMを流します。ミキサーと呼ぶところもあります。
会場:会場整理です。お客様を誘導し、必要な場合は進行を補佐します。
カッター:ピンが上下から挟まれたような形になり、ちょうど昔の写真のシャッターを押したような形でOFFすることが出来る装置。
カットイン:頭から大きな音量や光量で出す演出効果
カットアウト:いきなりOFFする演出効果
カットオン(オフ):一気に光量をあげる(下げる)演出効果。321カウント。
上手(かみて):客席からみてステージの右側⇔下手
カメラ:演者やショーの様子を激写し、思い出に残します。
キュー(cue):動作を起こすときの指示合図のこと。
曲ピタ(完全パケット):演技終わりと同時に終わるBGM。
首振りカット:演技の最後に、首を客席から反らす方向に勢いよく振り向いて暗転すること。
クロスフェード:一方をフェードアウトしつつ他方をフェードインする演出効果
サス(サスペンションライト):舞台の真上にあるライト。ひとつだけ使うものを単サスと呼んでいます。
サポート:色々な細かい作業を行います。裏の立役者になりうるジョーカーかも。
シーリング:客席側から当てる照明。舞台の左右をそれぞれ照らします。
下手(しもて):客席からみてステージの左側⇔上手
照明:照明ルームでスポット以外の照明効果を滑れ担当します。タイミングが命。
進行:舞台上での仕事を行います。いわゆる黒子です。
総指揮:ショー演出を取り仕切ります。
タタキ(叩き):調光卓につく人をこう呼びます。
登場:演者が演技始めに舞台袖から出てくること。
場ミリ:蓄光テープを、MTを置く位置など必要なところに貼って暗転中に見えるようにすること。
ビデオ:ショーを記録としてビデオに撮り、編集します。
ピン:スポットライトを担当します。
フェーダー:ピンの中の光をフェードすることができる装置。赤羽にはない。
フェードイン:徐々に音を大きくする演出効果
フェードアウト:徐々に音を小さくする演出効果 フェードオン(オフ):ゆっくり光量をあげていく(下げていく)演出効果。54321カウントで絞っていく。
舞台監督:進行チーフが兼ねます。各スタッフにも指示を出します。
ホリ(ホリゾントライト):舞台の奥にあるスクリーンです。赤羽では上下で2色つかえます。黄色など作るのが難しい色もあります。
ミキサー:音響スタッフのことです。音響装置を指す場合もあります。
ミキサーキュー:曲、ピン、照明が同時に入る場合など音響がキューを出したほうがいいこともある。

参考資料

http://homepage1.nifty.com/ENTARO-KOYA/index.html
KOYAというホームページです。非常に細かく舞台づくりにかんして記述してあります。

THE STAFF ザ・スタッフ  舞台監督の仕事(著:伊藤弘成 1944.11.1初版 晩成書房)
マジックに限らず舞台での仕事について基本的なことから解説をしてくれている非常に有用な本です。これを読み込めばただの教室も一日で雰囲気にあふれた舞台にすることさえできるでしょう。

おわりに
「よい」マジックショーとはどんなものでしょう。
演技のすべてが不思議な発表会でしょうか?長い期間演出を練りに練ったライヴでしょうか?
それは人によってそれぞれです。僕は両方それなりに素晴らしいものだと思いますが、演出のかけらもない発表会なんか…とため息をつく人もいれば、演出だけで不思議さの無いライヴなんか!と叫ぶ人もいることでしょう。
僕は別にここで「スタッフ同士が連帯してこそよいショーをつくれるのだ!」などとお説教的啓蒙をする気はありません。もちろんそれも一面の真理ですし、そのためにこのマニュアルをつくったのですが。
とにかく、皆さんにはただあるひとつのショーを形作る者として自分たちなりのよいショーは何かというビジョンを持ってほしいのです。
演者、スタッフがそれぞれの仕事を完璧にこなすことでしょうか?
細かいところ前で気が行き届いた装飾、会場演出をすることでしょうか?
やはり練りに練ったストーリー、演出があることでしょうか?
それとも…

スタッフは、発表会当日は演者と同等以上に重要な存在です。
一人一人がキーパーソンです。
それぞれがこの発表会という素材を最高のショーに出来るよう最善の力を尽くしてください。

…ほんと、最後までえらそうでごめんなさい。

special thanks to 筑波マジシャンズクラブ

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